2025年6月。
私は、店長として初めて本気で「今月は終わったかもしれない」と思いました。
売上は一断120万円台まで落ち込み、
そして6月24日、売上137万円を見た瞬間、
私は静かに絶望しました。
[ 違和感は、ずっと感じていた。]
5月頃からずっと、売上日報を見るたびに「あれ?」と思っていました。
指名の急落。
フリーの低返率。
人気セラピストのスケジュールが埋まらない日が増えていること。
「もしかして」とは思いながら、「波だろう」と自分に言い聞かせていた部分もありました。
けれど6月24日、売上137万円という現実を前にして、
それまで感じていた違和感が、明確な確信に変わったのです。
[ 原因は、系列の“らんぷ戸田店”だった。]
うちの常連お客様が、どんどん流れていってたんです。
後から耳にした話ですが、らんぷ戸田店で割引対応があったらしい、という情報もありました。
実際にどのお客様かは分かりませんが、割引を使ってリピーターを引き寄せていたのではないかと想像したとき、正直、悔しさと怒りが湧きました。
技術でも信頼でもなく、値段で引っぱられただけの現実。
価格を下げて得たお客様は、価格を下げた別の場所へまた流れる。
それは持続力のないやり方です。
[ 私、ほんとうにブチ切れました(笑)。]
「数字さえ出せばいい」「過激でも埋まれば勝ち」
――そんなやり方に、私は心底うんざりしていました。
でも、実際に、その「ズル」に負けている自分たちがいた。
それが何よりも悲しかった。
だから私は、スイッチを入れました。
[ セラピストたちに“戦い方”を教えた]
私は数名のセラピストに、
お客様を「洗脳」する方法と、奪われた信頼を取り返す術を教えました。
- 会話に残す“引っかかる一言”
- 一度離れたお客様を「思い出させて戻す」仕掛け
- 自分を安売りせず、あざとく主導権を握る接客哲学
これは再戦。
「奪い返す」ではなく、「選び直させる」戦いです。
[6月25日――逆転の始まり]
この日、売上は234,000円。
店舗利益は103,000円。
お客様は16名来店・8名お断り。
早番4名、遅番3名の体制で、
10:00から28:00(翌4:00)まで、一日中お客様が途切れなかった。
みんな、それぞれの場所で、完璧に戦ってくれた。
「店がひとつになった日」だった。
[ 自分を安売りするな。美学で売れ。]
私はM性感の現場で、
言葉と“間”だけで男の心を支配する女たちを見てきた。
「美人」「性格が良い」「過激なことができる」――それだけでは売れない世界。
最終的に売れるのは、“言葉”と“間”の使い方で、主導権を握れる女です。
そこには、身体、理性、そして現実までもが自然に調和している。
それが、私が目指す「成長するセラピスト」であり、
それを育てる場所が蕨店でありたいと、私は思っています。
✍️ 現場で育てる、S女のメンズエステ改革日記
―― 店長 (2025.6.27)








